No. 1425
備前徳利
¥88,000
売約済み作品説明
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前徳利です。比較的若い頃である40代の頃の作品で、晩年とはまた違ってよく焼きこまれた肌が魅力となっています。造形も口縁の張り方等に六郎先生らしい緩急の付け方がありますが、比較的生真面目でストレートな肩衝型の造形となっています。灰を敷いて轆轤をしていた六郎先生らしいあばた高台となっており、還元がかかりうっすらと銀色のようになっています。腰の部分には力強いサインが刻まれています。トクトクと非常に良いリズムで酒が流れでて、水切れもよくさすが酒器の名工の徳利と感心させられます。
真識箱(四方桟)
口縁4.2cm×胴径8.9×8.8cm×高さ12.0cm 容量約300cc
口縁4.2cm×胴径8.9×8.8cm×高さ12.0cm 容量約300cc
作品情報
- 器種
- 徳利
作家紹介・陶歴
中村六郎先生は、終戦までは会社勤めをされていましたが、1945年に人間国宝 金重陶陽先生に師事し技術の修練を積み、1961年に六郎窯を築いて独立されました。ろくろでは徳利などの酒器を好んで制作。たたらでは泡瓶、急須、茶碗なども手掛けています。朴とつで野性味あふれる作風で、焼き締め陶なので焼成を大切にし、作品の良し悪しを決める窯詰めにも力を入れていました。86年度の伝統工芸士であり、同年、岡山日日新聞賞を受賞し、89年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。2004年4月に亡くなられました。
