No. 1598
備前耳付花入
¥950,000
作品説明
初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前花入です。備前中興と謳われた陶陽先生らしく現代の源流とも言うべき要素がたくさん詰まった作品となっています。特に華やかな黄胡麻は素晴らしく、それまでの黒ずんだ焼けの備前焼からの脱却を図り、今日のスタンダードとなったのが本作です。黄金の胡麻と対を成す様に鮮やかな緋色の襷が掛かっており、チラリと時折垣間見える見事な色彩は瞼に焼き付くようです。陶陽先生の花入の中でもやや小振りな部類の作品ですが、上品な黄胡麻と緋襷の景色によく似合い、全体を通して見ると小振りであるからこその優雅な佇まいとなっています。
晃介識箱(四方桟)
径10.8cm×10.4cm×高さ23.8cm
径10.8cm×10.4cm×高さ23.8cm
作品情報
- 器種
- 花器
作家紹介・陶歴
金重陶陽先生(1896年〜1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
