No. 3601
備前湯呑
¥280,000
売約済み作品説明
初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前湯呑です。桃山期の華やかな備前陶を狙って掘り出した観音土と呼ばれる良質の田土の中でも、取り分け鉄分の少ない部位をより集めて制作した作品です。鉄分の少ない観音土を使うことで爽やかな白い土味を基調とし、そこへ赤みの強い茶色の照りが差し込んでいます。赤みのある肌も爽やかな白い肌も、キメが細かく風雅な味わいが素晴らしいです。昭和30年前後の晩年期の制作品であり、円熟した陶技が感じられるキッチリとした削りの高台は安定感と洗練された佇まいが両立されています。
作品情報
- 器種
- 湯呑・ビール呑
- 桐箱とサイズについて
- 共箱(二方桟)
径7.7cm×径7.7cm×高さ9.4cm
作家紹介・陶歴
金重陶陽先生(1896年~1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
