No. 3612
備前四方皿
¥380,000
売約済み作品説明
初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前四方皿です。昭和20年から30年頃の晩年期やや手前の作品で、桃山期の優雅な味わいを自らの作風に取り込み見事昇華しています。うつ伏せのような状態で背中にも作品を置いて窯詰されており、窯詰めで窯を焚くとの言葉を残した金重陶陽先生らしい巧みさを感じます。そういった「必要以上の事はしない」スタンスによる飾ることのない作品ですが、唯一大きな陶印と斜めの線文のみ入れており、冴えた胡麻や土味の良さが際立つ中で心憎い演出となっています。「必要以上の事はしない、何故なら備前焼とは轆轤の上に土を乗せた時には既にやるべき事は済ましているのだから」と教えられているような気持ちになる作品です。(縁に数箇所削げがありますが、予めご了承下さい)
同タイプの作品のブログ記事を見る 道明識箱(四方桟)
径22.5cm×径21.7cm×高さ3.5cm
同タイプの作品のブログ記事を見る 道明識箱(四方桟)
径22.5cm×径21.7cm×高さ3.5cm
作品情報
- 器種
- 食器
作家紹介・陶歴
金重陶陽先生(1896年~1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
