No. 3621
備前酒呑
¥35,000
売約済み作品説明
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。中村六郎先生の代名詞である土の芯から発色するような緋色ではなく、30年以上前の固く焼き締まった紫蘇色の作品です。最晩年の造形の片鱗が見え隠れする柔らかな丸みを帯びたシルエットは、手の中でとても収まりがよく流石です。内側には三ヶ月型の耐火土が仕掛けられ、黒っぽい胡麻から浮かび上がるような三日月の抜けが月見酒を演出してくれるでしょう。(前作で使用感があります、予めご了承下さい)
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 桐箱とサイズについて
- 共箱(二方桟)
径7.0cm×径7.0cm×高さ5.0cm
作家紹介・陶歴
中村六郎先生は、終戦までは会社勤めをされていましたが、1945年に人間国宝 金重陶陽先生に師事し技術の修練を積み、1961年に六郎窯を築いて独立されました。ろくろでは徳利などの酒器を好んで制作。たたらでは泡瓶、急須、茶碗なども手掛けています。朴とつで野性味あふれる作風で、焼き締め陶なので焼成を大切にし、作品の良し悪しを決める窯詰めにも力を入れていました。86年度の伝統工芸士であり、同年、岡山日日新聞賞を受賞し、89年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。2004年4月に亡くなられました。
