No. 3874
備前宝瓶
¥300,000
売約済み作品説明
初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前宝瓶です。昭和初期に掛けて使用されていた、「陶陽造」の陶印が使用されておりその頃のものであると思われます。この頃の宝瓶の特徴である蓋と本体とが擦り合わさった時の甲高い音が出ており、意図したものではないにせよ心地よい鈴の音のようでとても素敵です。それだけの高温で焼き締められているだけあり、自然な桟切りと灰被りの間からは、やや還元の影響が強い濃厚な緋色が出ています。蓋や本体の歪みのない造形もさることながら、口縁部の美しい曲線など実用主体の制作であっても金重陶陽先生の高い美意識を感じる逸品です。
晃介識箱(四方桟)
径9.5cm×径8.5cm×高さ6.0cm
径9.5cm×径8.5cm×高さ6.0cm
作品情報
- 器種
- 細工物・その他
作家紹介・陶歴
金重陶陽先生(1896年~1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章
