No. 4334
備前徳利
¥60,000
売約済み作品説明
豪放と緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前徳利です。緋襷に定評のある建先生らしい、色合い質感共に風情溢れる素晴らしい緋襷となっています。マフラーのように首に巻いた緋襷をそのまま胴へ縦にぐるりと巻き付けており、太く広く掛かるようにした緋襷はネットリとしていていつまで眺めても飽く事のない味わい深さがあります。柔らかな小豆色の土肌も何とも気品があり、僅かに含んだ小石の粒立った質感と、土自体のきめ細やかな質感とのバランスがとても良いです。造形自体はシンプルで癖がなく、師である陶陽先生より受け継いだ細かい動きのある口縁や胴締め跡など使いやすくなっています。備前にその人ありと謳われた名人の真髄を見ることが出来る逸品です。正面写真の中央に飛び胡麻のように見える箇所がありますが、飛び胡麻ではなく光の加減によるものです。(※ほぼ使用感は感じられませんが、前作ですのでご了承下さい)
作品情報
- 器種
- 徳利
- 商品説明より
- 共箱(二方桟)
口縁3.2cm×胴径8.4cm×胴径8.3cm×高さ12.3cm 容量 約310cc
作家紹介・陶歴
藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年、叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。その後、鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器の製作技術を学ばれ、1956年、独立して築窯されました。以後各種展覧会に連続入選をされています。1970年、近代的耐火レンガを使用して備前大窯を考案、築窯されました。1973年に県指定重要無形文化財保持者となりました。また勲五等瑞宝章を受章されました。次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、53才の若さでこの世を去られました。
