No. 4448
備前徳利
¥100,000
売約済み作品説明
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前徳利です。1975年頃の陶歴書が封入されており、中村六郎先生が62歳頃に制作された徳利です。敬愛する師である金重陶陽先生定番の造形であった扁壺徳利をそのまま見事に再現されており、丸みのある柔和なフォルムの菱形の造形はサイズまでも師のものと同様になるよう合わせています。陶陽先生こだわりの櫛目もしっかりと入っており、敢えてボヤけたり掠れたりするように模様付けをして、極めて自然な味わいとなるよう留めています。首は六郎先生らしくかなり太くなっており、よく広がった口縁部とあいまって勢い良くお酒が出ます。晩年期の緋色の焼きとはまた違うしっかりと焼きの入った景色が魅力で、固く焼き締まった胡麻と紫蘇色は手入れがしやすく普段使うのにピッタリです。(使用感や汚れはほとんど感じられませんが前作ですので予めご了承ください)
作品情報
- 器種
- 徳利
- 桐箱とサイズについて
- 共箱(四方桟)
口縁4.1cm×胴径11.0cm×胴径9.9cm×高さ11.5cm 容量約400cc
作家紹介・陶歴
中村六郎先生は、終戦までは会社勤めをされていましたが、1945年に人間国宝 金重陶陽先生に師事し技術の修練を積み、1961年に六郎窯を築いて独立されました。ろくろでは徳利などの酒器を好んで制作。たたらでは泡瓶、急須、茶碗なども手掛けています。朴とつで野性味あふれる作風で、焼き締め陶なので焼成を大切にし、作品の良し悪しを決める窯詰めにも力を入れていました。86年度の伝統工芸士であり、同年、岡山日日新聞賞を受賞し、89年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。2004年4月に亡くなられました。
