No. 4483

備前酒呑

中村六郎

¥200,000
売約済み

作品説明

備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。現在の六郎作品のイメージを確立した独特の動きが始まった頃、長男の真先生曰く六十歳頃の作品だそうです。一般的にイメージさせる六郎酒呑の雛形のような作品で、特徴的な口縁の動きや高台の削りが実に初なタッチで発現しています。紐作りかと思わせるほど力強い海練を見せる轆轤目もまた面白く、作品全体の肉厚さと相まって初期作品でなければ味わえない絶妙なタッチの作品となっています。見込み全体と片面には実に酒映りが良さそうな柔らかい緋色が出ており、中村家らしい使い味と育ちでたっぷりと楽しませてくれそうです。もう片面の方には深緑の非常にきめ細かいカセ胡麻も出ており見どころ満載となっています。極め書きはございませんが長男の真先生に鑑定済みとなっています。(※使用感や汚れなどは全く感じられませんが、前作ですので予めご了承下さい)

作品情報

器種
ぐい呑
商品説明より
共箱(四方桟)
径7.2cm×径7.1cm×高さ5.6cm
作家紹介・陶歴
中村六郎先生は、終戦までは会社勤めをされていましたが、1945年に人間国宝 金重陶陽先生に師事し技術の修練を積み、1961年に六郎窯を築いて独立されました。ろくろでは徳利などの酒器を好んで制作。たたらでは泡瓶、急須、茶碗なども手掛けています。朴とつで野性味あふれる作風で、焼き締め陶なので焼成を大切にし、作品の良し悪しを決める窯詰めにも力を入れていました。86年度の伝統工芸士であり、同年、岡山日日新聞賞を受賞し、89年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。2004年4月に亡くなられました。

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