No. 4515

備前酒呑

中村六郎

¥120,000
売約済み

作品説明

備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。晩年期の作品で円熟した造形が何とも味わい深く、それでいて掌の中に吸い込まれるように収まり酒器の神様と呼ばれた名人芸に驚かされます。大振りで掌の中にしっかり収まるというまさに酒豪の作った酒呑といった風情がありますが、もぐさ土の中にふわりと開花するような優しい緋襷が絶妙で、野趣溢れる作風の中に相反する要素である優美かつ典雅な美が見事落とし込まれています。見込みには藁の塊が落ちたであろう一段と濃い緋襷が円状となった景色が出ており、外側へと向かって薄くグラデーションするその様は使用時には何とも艶やかなる見どころとなることでしょう。極め書きはございませんが長男の真先生に鑑定済みとなっています。(前作ですが未使用品です)

作品情報

器種
ぐい呑
商品説明より
共箱(四方桟) ※紐無しの箱
径7.5cm×径7.4cm×高さ5.3cm
作家紹介・陶歴
中村六郎先生は、終戦までは会社勤めをされていましたが、1945年に人間国宝 金重陶陽先生に師事し技術の修練を積み、1961年に六郎窯を築いて独立されました。ろくろでは徳利などの酒器を好んで制作。たたらでは泡瓶、急須、茶碗なども手掛けています。朴とつで野性味あふれる作風で、焼き締め陶なので焼成を大切にし、作品の良し悪しを決める窯詰めにも力を入れていました。86年度の伝統工芸士であり、同年、岡山日日新聞賞を受賞し、89年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。2004年4月に亡くなられました。

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