No. 4942
伊部酒呑
¥55,000
売約済み作品説明
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の窯出しされたばかりの新作伊部酒呑です。金重一門の中で伝統的な灰被り窯変を手掛けることに対して、様々な想いや思考を巡らせていた有邦先生が満を持して手掛けた灰被り窯変の作品です。信仰にも近いほど土を大事にする有邦先生らしく、土自体の質の良さは言うまでもなく、その土を活かすように限界まで焼き込んでおり、土のしっとりとした味わいと墨のようなこってりとした窯変が同居する作品に仕上がっています。激しい焼きを求めればどうしても肌触りは疎かになりがちですが、有邦先生が大事とする「触覚」をしっかりと満足させてくれる柔らかい触り心地となっています。まずは見事な焼き上がりを見て楽しみつつ、お酒を入れてその色合いの変化を楽しみつつ、更に触れ合いながら器として使って楽しめ、焼物として育っていく過程も楽しめるという焼物の良さが詰まった作品です。
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 商品説明より
- 共箱(四方桟)
径6.2cm×5.9cm×高さ5.1cm
作家紹介・陶歴
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。
