No. 4973
備前緋襷水指
¥200,000
売約済み作品説明
豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前緋襷水指です。陶印などから見て啓先生中期頃の作品と思われます。これぞ啓備前の真骨頂であると言うべき濃厚な登り窯の緋襷は、まさに一度見たら忘れられない心に沁みるような美しさとなっています。決して轆轤技術に秀でていた訳ではありませんが、朴訥で厚みのある造形からは見る者を和ませ癒やしてくれる啓先生独自のセンスを感じます。詩人としての夢を胸に飛び立つも、夢破れて郷里へと戻った啓先生の心を癒やし温もりの与えたのは、きっと本作のような温かい炎を思わせる緋襷だったのでしょう。
作品情報
- 器種
- 茶器
- 商品説明より
- 共箱(四方桟)
径20.9cm×径20.6cm×高さ13.9cm
作家紹介・陶歴
藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ。三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、1941年からは、同じ人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学び、陶技の腕を磨きました。鎌倉・室町の雑器に見られる素朴さや豪放さに倣い、おおらかで明快な作風の壺や花器を製作されていました。若い時代に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。1954年、備前焼二人目の国指定重要文化財(人間国宝)保持者となり、1958年には日本工芸会理事に。1977年に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞
