No. 5094

伊部ぐい呑

金重有邦

¥50,000
売約済み

作品説明

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の伊部酒呑です。自身の夢である「有邦」という一人の陶工としての作品制作に挑む為に、2018年冬の窯出しを最後に素山先生が築窯した牛神下窯を廃窯としたため、伊部牛神下窯の最後の窯出し作品となってしまった窯変の酒呑です。金重備前から離れて約15年近く様々な土に触れて研鑽を積み、父に金重素山を持つ金重有邦としての集大成となった今回の窯変作品ですが、人生の半分以上を陶芸に捧げてきた人間が苦悩と煩悶を乗り越えて焼き上げた見事な窯変となっています。比喩表現ではなく「土の声を聴く」ことを実際に成し得ており、灰被り窯変という非常に難しい焼成においても、灰被りの美しい色合いとその土が持つ最高の色合いをピタリと両立させて焼き上げています。焼成後の手入れは勿論のこ、轆轤挽き後の乾燥段階でも細かく手を入れており、色合いと造形も然ることながら質感も抜群となっています。

作品情報

器種
ぐい呑
商品説明より
共箱(四方桟)
径6.8cm×6.5cm×高さ5.1cm
作家紹介・陶歴
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。

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