No. 5150

備前酒呑

中村六郎

¥75,000
売約済み

作品説明

備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。中村六郎先生晩年期の酒呑で、日本酒好きに愛された力強さと色気のある造形が素敵です。晩年期らしい口縁部の力強く波打った造形が実に心をくすぐり、轆轤の上で土が自由自在に踊る様子が目に浮かぶようです。良質の粘土をじっくりと焼き締めたであろう芳醇な色味の土味となっており、濃厚な紫蘇色をベースに、柔らかで蕩けるような茶褐色へとグラデーションし、非常に味わい深い肌を形成しています。まるで窯の中の溶けた灰をお酒を掬うかの如く見込みに集めており、キラキラと輝く砂金のような胡麻溜まりが素晴らしい酒映りを提供してくれます。箆で抉り込むように削られた高台も酒器の神様・中村六郎先生の真骨頂と言えるでしょう。

作品情報

器種
ぐい呑
商品説明より
共箱(四方桟)
径8.3cm×7.9cm×高さ5.6cm
作家紹介・陶歴
中村六郎先生は、終戦までは会社勤めをされていましたが、1945年に人間国宝 金重陶陽先生に師事し技術の修練を積み、1961年に六郎窯を築いて独立されました。ろくろでは徳利などの酒器を好んで制作。たたらでは泡瓶、急須、茶碗なども手掛けています。朴とつで野性味あふれる作風で、焼き締め陶なので焼成を大切にし、作品の良し悪しを決める窯詰めにも力を入れていました。86年度の伝統工芸士であり、同年、岡山日日新聞賞を受賞し、89年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。2004年4月に亡くなられました。

この商品のお問い合わせ