No. 5277

伊部酒呑

金重有邦

¥50,000
売約済み

作品説明

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の新窯による新作伊部酒呑です。新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用し、金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。有邦先生自身が普段日常で使われているのと似たタイプの作品で、枯れ果てたような橙色の土味と、焼かれても尚生きているかのようなネットリとした紫蘇色とが複雑に混じり合っています。土の良さを最大限に活かす焼き込みによって、ネットリとした土肌の部分がありながらも、肌自体はきめ細かいマットな肌合いになっており、まさに古備前のような独特の肌を再現したものとなっています。普段同タイプのものをお茶やコーヒー用に使われている有邦先生曰く、最高の土を使っており、雅味のある肌がより味わい深く枯れた風合いへと育ちます、との事です。これまで力を溜め込むような引き締まった轆轤挽きが多かった有邦先生ですが、新たなる境地を切り開くが如く大振りでゆったりとした轆轤挽きになっています。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W8.3cm×7.3cm×H5.2cm
商品説明より
共箱(四方桟)
径8.3cm×7.3cm×高さ5.2cm
作家紹介・陶歴
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。2018山陽新聞文化功労賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

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