No. 5278
伊部酒呑
¥40,000
売約済み作品説明
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の新窯による新作伊部酒呑です。新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用し、金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。近年の有邦作品の中でも最も有邦先生ご本人が気に入られている無地に近い肌の作品で、備前最高峰と自負する田土を絶妙な火加減で焼き上げた酒呑です。その肌のきめ細かさは筆舌に尽くし難く、焼き物で使うような例えではないですが「大福餅」のような肌合いとなっており、あまりにもきめ細かすぎて指に粉が付着するのではと錯覚を覚えるほどです。そのような作風に合わせて造形も一切の無個性を貫いており、本作のコンセプトである「酒の味に一切の変化を与えない、シンプルに酒を舌へ届けるだけ」を見事完成させています。
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 桐箱とサイズについて
- 共箱(四方桟)
径6.2cm×6.1cm×高さ4.9cm
作家紹介・陶歴
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。
