No. 5279
伊部酒呑
¥60,000
売約済み作品説明
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の新窯による新作伊部酒呑です。新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用し、金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。新窯の中の横焚きの穴の付近にて取れた作品で、登り窯と同じく熾が溜まりやすい場所である為、まるで登り窯の窯変のような焼き上がりとなっています。しかし穴窯と登り窯のハイブリッドのような景色が現れており、焼き切ってもなお濃厚な緋色が残り、正面見込み高台と使い味の出そうな素晴らしい景色が見られます。これまで力を溜め込むような引き締まった轆轤挽きが多かった有邦先生ですが、新たなる境地を切り開くが如く大振りでゆったりとした轆轤挽きになっています。
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 商品説明より
- 共箱(四方桟)
径7.8cm×7.0cm×高さ4.8cm
作家紹介・陶歴
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。
