No. 5339

備前酒呑

金重陶陽

¥1,500,000
売約済み

作品説明

初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前酒呑です。陶印などから見て金重陶陽先生晩年期の作品で、昭和40年前後に制作されたものと思われます。まるで樹木の肌のようであり、土と火だけで作られた陶器とは思えないような緑のカセ胡麻が素晴らしいです。カセ胡麻の質だけで見ても、ガサガサとした激しい物ではなく、本当に生きているかのようなきめ細かく柔らかな肌合いは陶陽先生の窯焚き技術の高さを物語っています。正面と見込みには備前焼らしい使用時の変化が楽しめるように土味を残しており、特に正面では一段甘い焼きとなったねっとりと味わい深い緋色が出ています。見込みにもまるで果実のような赤みの強い土味がしっかりと出ており、酒写りの良さは言うまでもありません。陶器を超えた柔らかな肌合いをじっくり楽しみつつ、格別の美酒を楽しむことが出来る秀作です。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.1cm×5.9cm×H6.0cm
商品説明より
共箱(四方桟・二重箱)
径6.1cm×径5.9cm×高さ6.0cm
作家紹介・陶歴
金重陶陽先生(1896年~1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章

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