No. 5449

備前酒杯

藤原 啓

¥90,000
売約済み

作品説明

豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前緋襷酒杯です。晩年期の大振りの造形となっており、酒豪で知られていた啓先生らしい深くゆったりとした見込みとなっています。この時期の藤原家の緋襷の特徴である赤い肌に緋襷が掛かりつつも、赤い肌自体がとても不思議な肌合いとなった酒杯で、一瞬素焼きのように感じるほどマットに焼き上がっています。そこへ掛かる緋襷は稲藁のエキスを凝縮したかのように濃い色合いで、赤一色の肌に黒い襷となってトーンの変化を生み出し楽しませてくれます。見込み内側は一転して滑らかな肌が広がっており、内外の質感の違いを楽しみつつ、酒を転がして遊ぶと良さそうです。(高台の切り方からやや座りが悪くなっておりますが、お酒を入れて頂くと安定致します)

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W7.1cm×6.8cm×H6.0cm
桐箱とサイズについて
共箱(二方桟)
径7.1cm×径6.8cm×高さ6.0cm 藤原啓先生(1899年~1983年 岡山県備前市穂浪生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者・正宗敦夫先生の勧めで備前焼の道に入りました。

三村梅景先生に轆轤成形などの手ほどきを受け、1941年からは備前焼初の人間国宝である金重陶陽先生に焼成法を学び、陶技を磨きました。

作品制作にあたっては、鎌倉・室町期の古備前に見られる素朴さや豪放さに憧れ、技術に頼り過ぎない、単純明快で大らかな作風を確立しました。

また、若い頃に文学や詩を志す中で培った芸術への教養も、作品に大きな影響を与えています。

1954年に岡山県重要無形文化財保持者に認定され、1958年には日本工芸会理事に就任しました。

1970年には国指定重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定されました。

1977年には岡山県備前市に藤原啓記念館が開館しました。

1983年に逝去されました。

主な受賞・顕彰歴:岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、従五位、勲三等瑞宝章など

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