No. 5616

備前ぐい呑

金重 愫

¥86,400
売約済み

作品説明

金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、金重 愫先生の極上の新作備前ぐい呑です。2019年窯出しの最新作で岡山天満屋での作陶展「まえへ」に出展された作品です。窯変を狙う際にはとことん焼き込む愫先生ならではの、まるで土が焼き切れるかのような重く激しい窯変が出ています。灰被り窯変はまさに溶岩そのものであり、作品を飲み込むような勢いで降り積もっており、激しく隆起した窯変は掌の中でも抜群の存在感があります。土味は仄かに緋色を残して焼き切っており、隈取と呼ばれる窯変と抜けの境目部分ではキラキラと煌く金彩が出るなど個展作品らしい見応えがあります。また本作は特に高台部分が面白くなっており、愫先生の代名詞でもある幅広で力強い高台に対して、月が翳るような形で灰被り窯変と土味がせめぎ合っています。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.5cm×6.4cm×H6.5cm
桐箱とサイズについて
共箱(四方桟)
径6.5cm×6.4cm×高さ6.5cm
作家紹介・陶歴
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。その後、1979年に独立。ろくろで主に茶陶を手掛け、深みのある焼成が持ち味です。装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。公募展には余り出品されず、作品発表は個展を中心に意欲を出し、岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、毎年精力的に個展を開催、また1995年には独・ミュンヘンで個展を開かれました。1997年には備前焼パリ展にも出品されています。2019年には岡山県文化賞を受賞されました。

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