No. 6561

備前酒呑

伊勢崎 淳

¥60,000
売約済み

作品説明

いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の新作備前酒呑(ぐい呑)です。

令和3年12月に窯出しされた最新作です。

淳先生の作品は穴窯焼成による景色の変化に飛んだ作品が有名ですが、
本作はあえてその特色を封じて緋襷と土の表情にフォーカスした珍しい焼成が面白いです。

登り窯などで別種の作品の中や匣鉢の中に入れて焼かれる通称「登り窯緋襷」がありますが、
本作は元々緋襷が採れる穴窯ながらも緋襷をメインとした言うなれば「穴窯緋襷」となっています。

別種の作品の中に詰め込んでから焼き上げており、
開けた上部から雪のようにゆっくりと胡麻が降り積もり、
側面は自然釉が掛からない緋襷のみの土肌となっています。

側面部分はサラサラとした非常に心地よい質感となっており、
僅かに黄色味の恥じった土肌に、もっちりとした緋襷が掛かり素晴らしいです。

基本的には高台ありの縦長シルエットでシンプルな造形で、
トレードマークの一つでもある大型の高台など造形には淳先生らしさが溢れています。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.8cm×6.7cm×H7.4cm
桐箱とサイズについて
共箱(四方桟)
径6.8cm×6.7cm×高さ7.4cm 伊勢崎淳先生(1936年~2026年 岡山県備前市伊部生まれ)は、細工物を得意とした備前焼作家・伊勢崎陽山先生の二男として生まれました。

幼い頃から父に陶技を学び、1959年に岡山大学教育学部特設美術科を卒業後、本格的に作陶の道に入りました。

1962年には、兄の伊勢崎満先生とともに中世の半地下式穴窯を復元し、焼成に成功しました。

花器、皿、茶陶などの伝統的な器物に加え、陶壁、レリーフ、オブジェなど、造形性を重視した作品にも幅広く取り組みました。

制作にあたっては成形と焼成を重視し、穴窯、登り窯、電気窯それぞれの特徴を生かした、現代感覚あふれる独自の作風を確立しました。

また、備前焼による陶壁やレリーフ制作の代表的作家として、公共施設を中心に数多くの作品を手がけました。

1966年に日本工芸会正会員となり、1978年から1987年まで岡山大学教育学部特設美術科の講師を務めました。

1998年には兄の伊勢崎満先生とともに岡山県重要無形文化財保持者に認定され、同年、日本工芸会理事および日本工芸会中国支部幹事長に就任しました。

2002年には新首相官邸の陶壁を制作しました。

2004年には備前焼で5人目となる国指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2025年には文化功労者に選ばれました。

2026年に逝去されました。

主な受賞・顕彰歴:金重陶陽賞、茶の湯の造形展優秀賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞文化功労賞、岡山県三木記念賞、岡山県文化賞、文化功労者など

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