No. 7723

備前緋襷酒杯

藤原 啓

¥49,500
売約済み

作品説明

豪放磊落で、優しさがにじみ出るような温かな作風で万人に愛された、藤原啓先生の備前緋襷酒杯(ぐい呑)です。

作風などから判断して、啓先生の中期頃の作品であり、藤原家らしい赤い土味に緋襷が掛けられた酒杯です。

非常に伸びやかな轆轤挽きによる大振りの造形となっており、
酒豪として知られていた啓先生らしい、深くゆったりとした見込みとなっています。

この時期の藤原家の緋襷の特徴である、赤い土肌に濃厚な緋襷が掛けられており、
赤い土肌は、まるで素焼きのように感じるほどマットな質感に焼き上がっています。

そこに掛かる緋襷は、稲藁のエキスをギュッと凝縮したかのように濃い色合いで、
質感の面でもマットな肌合いに対し強い光沢を帯びたものとなっており興味深いです。

内側は外周部とは打って変わって、稲藁の焼けた煙をしっかりと吸った滑らかな肌が広がっており、
内外の質感の違いを楽しみつつ、酒を転がして遊ぶと楽しめそうです。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.9cm×6.5cm×H5.5cm
商品説明より
共箱(二方桟)
径6.9cm×6.5cm×高さ5.5cm 藤原啓先生(1899年~1983年 岡山県備前市穂浪生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者・正宗敦夫先生の勧めで備前焼の道に入りました。

三村梅景先生に轆轤成形などの手ほどきを受け、1941年からは備前焼初の人間国宝である金重陶陽先生に焼成法を学び、陶技を磨きました。

作品制作にあたっては、鎌倉・室町期の古備前に見られる素朴さや豪放さに憧れ、技術に頼り過ぎない、単純明快で大らかな作風を確立しました。

また、若い頃に文学や詩を志す中で培った芸術への教養も、作品に大きな影響を与えています。

1954年に岡山県重要無形文化財保持者に認定され、1958年には日本工芸会理事に就任しました。

1970年には国指定重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定されました。

1977年には岡山県備前市に藤原啓記念館が開館しました。

1983年に逝去されました。

主な受賞・顕彰歴:岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、従五位、勲三等瑞宝章など

この商品のお問い合わせ