No. 7890

備前酒呑

山本雄一

¥16,500
売約済み

作品説明

神業を持つ名工 山本陶秀先生を父に持つ、無形文化財山本雄一先生の前作の備前酒呑です。

平成16年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。

作品全体に、まるで灰を掬って浴びせたかのように強烈な窯変が出ており、
灰被り窯変の上にさらに流れ胡麻が重なって、非常に豪快な景色となっています。

焼成の際には、赤松の割木だけでなく雑木も併用する雄一先生らしく、
流れ胡麻がまるで何万年も風雨に晒された岩肌のような色合いとなっているのも魅力です。

灰被り窯変自体の隆起も凄まじいものであったと推察されますが、
見込みを含む全ての隆起に対して丁寧に削り取り、しっかりと手入れが施されています。

また造形も、激しい焼成の影響を受けており、山本備前らしく左右対称の真円に近い造形だったものが、
熱の影響でじわりと歪み、山本備前のテーマである「轆轤技術」をあえて捨て、
圧倒的な熱量と対峙している点が実に面白いです。

前作ですが汚れや使用感などはございません。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.3cm×6.1cm×H5.2cm
商品説明より
共箱(四方桟)
径6.3cm×6.1cm×高さ5.2cm
作家紹介・陶歴
山本雄一先生は、山本陶秀先生のご長男として1935年に岡山県に生まれました。

1959年より父・陶秀先生のもとで陶芸の道に入りました。

1968年には、備前焼では初めてガス窯を導入しました。

1967年に日本工芸会正会員となりました。

1995年には、制作者向けの入門書『備前焼の技法 伝統と創造』を出版しました。

1996年には「茶の湯の造形展」にて田部美術館大賞を受賞しました。

同年、岡山県重要無形文化財保持者に認定されました。

山本雄一先生は科学的な探究心をもって、偶然性の強い緋襷を意図的に表現する研究に取り組みました。

稲わらを煮出して得たエキスを絵の具のように用い、素地に花や文様を描く人工緋襷「緋紋」「緋彩」の技法を考案しました。

花器や茶器を中心に、壺や大鉢など幅広い作品を制作しています。

受賞歴:金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、紺綬褒賞、岡山日日新聞芸術文化功労章、茶の湯の造形展大賞など多数/県展審査員

所属団体:日本工芸会、備前焼陶心会、備芸会、玄画会、薫風会

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