No. 7937

備前窯変酒呑

伊勢崎 淳

¥132,000
売約済み

作品説明

いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変酒呑(ぐい呑)です。

令和8年2月に窯出しされた最新作です。

淳先生の作品群の中でもとりわけ希少な穴窯窯変ですが、
高台内までびっしりと灰被り窯変に覆われていることからも分かる通り、
窯の中腹で熾に埋もれさせて大変な熱量を受けて焼成された作品です。

背面にまるで冷え固まったマグマのような強烈な灰被りを受けており、
登り窯と同様の濃厚な鼠色の窯変が美しいです。

正面部分の抜けも強烈な炎の影響でしっかりと焼き切れており、
濃厚な紫蘇色の中に、わずかに金彩が混じった独特の土味を構成しています。

また、見込みの土味も、強い焼成により乾ききったマットな風合いとなっていますが、
ここに酒を入れることで慈雨を得たが如く非常に鮮やかな土肌が蘇ります。

窯変に合わせて打文などの装飾を廃したシンプルな造形になっていますが、
これが却って隈取のアーチの美しさをより際立たせています。

高台の形状と窯変によりやや不安定になっていますが、
お酒を注ぐと安定いたします。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.8cm×6.7cm×H6.9cm
商品説明より
共箱後日(恐れ入りますが発送まで1ヶ月以上必要となります)
径6.8cm×6.7cm×高さ6.9cm 伊勢崎淳先生(1936年~2026年 岡山県備前市伊部生まれ)は、細工物を得意とした備前焼作家・伊勢崎陽山先生の二男として生まれました。

幼い頃から父に陶技を学び、1959年に岡山大学教育学部特設美術科を卒業後、本格的に作陶の道に入りました。

1962年には、兄の伊勢崎満先生とともに中世の半地下式穴窯を復元し、焼成に成功しました。

花器、皿、茶陶などの伝統的な器物に加え、陶壁、レリーフ、オブジェなど、造形性を重視した作品にも幅広く取り組みました。

制作にあたっては成形と焼成を重視し、穴窯、登り窯、電気窯それぞれの特徴を生かした、現代感覚あふれる独自の作風を確立しました。

また、備前焼による陶壁やレリーフ制作の代表的作家として、公共施設を中心に数多くの作品を手がけました。

1966年に日本工芸会正会員となり、1978年から1987年まで岡山大学教育学部特設美術科の講師を務めました。

1998年には兄の伊勢崎満先生とともに岡山県重要無形文化財保持者に認定され、同年、日本工芸会理事および日本工芸会中国支部幹事長に就任しました。

2002年には新首相官邸の陶壁を制作しました。

2004年には備前焼で5人目となる国指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2025年には文化功労者に選ばれました。

2026年に逝去されました。

主な受賞・顕彰歴:金重陶陽賞、茶の湯の造形展優秀賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞文化功労賞、岡山県三木記念賞、岡山県文化賞、文化功労者など

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