No. 7974

備前黒茶碗

伊勢崎 淳

¥880,000
売約済み

作品説明

いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前黒茶碗です。

令和8年2月に窯出しされた最新作です。

半地下式の穴窯で10日ほど焼き締めた作品で、
黒の塗り土と力強い胡麻とが肌の上でせめぎ合いながら、
作品全体を覆い尽くすダイナミックな窯変を形成しています。

本作は「掛け分け」と呼ばれる、黒の塗り土を流し掛けにした作品で、
黒の塗り土が掛かった部分と、ベースとなる緋色の土が見える部分とに分かれています。

さらに、そこへ強烈な炎によって運ばれてきた黄金の胡麻が加わることで、
淳先生らしい豪快な作風によく似合う、ダイナミックで動きのある景色が完成しています。

特に正面部分には掛け分け作品の面白さが凝縮されており、
黒の塗り土と穴窯特有の白いカセ胡麻が重なった部分にのみ、
塗り土に含まれるコバルト由来の鮮やかな青窯変が出ています。

黄色、緋色、黒色、水色、白色という実に五色が器面を彩っており、
備前焼らしからぬ華やかさの中に、さらにお抹茶の爽やかな緑色という最後の一色が加わることで、
淳先生が目指した「備前焼の新しい時代を切り拓く風」を宿した茶碗として完成しています。

腰回りには淳先生らしい打文が刻まれており、その他にも力強い高台など、
随所にエネルギッシュな意匠を見ることができる本作ですが、
広く深く、ゆったりとした見込みからは、多くの弟子に慕われる淳先生の優しい人柄がにじみ出ています。

作品情報

器種
茶器
寸法
W13.5cm×13.2cm×H9.5cm
商品説明より
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径13.5cm×13.2cm×高さ9.5cm
作家紹介・陶歴
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。

作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。

制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。

また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。

1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。

1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。

そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。

受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員

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