No. 8070

備前酒呑

山本陶秀

¥88,000

作品説明

神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前酒呑です。

職人としてキャリアをスタートさせ陶秀先生が、
激動の時代を経て岡山県の重要無形文化財に認定された後の晩年期の陶印の酒呑です。

生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。

雑木と赤松を併用した山本家独自の焼成方法によって、全体に深緑色掛かった胡麻が出ており、
陶秀先生らしい炎の強さと侘び寂びが同時に楽しめる景色となっています。

また、深緑色掛かった胡麻とともに、塗り土由来ではない自然な黒の窯変も出ており、
金彩の出た土味も相まって一目で陶秀先生と分かる色合いとなっています。

箱書や陶印及び作風などから見て最晩年期の作品ですが、実に素早く的確な高台削りは老いを全く感じさせず、
論理や術理を超越し、肉体が職人としての技をしっかりと記憶していることが伺えます。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W6.7cm×6.6cm×H5.6cm
商品説明より
共箱(四方桟)
径6.7cm×6.6cm×高さ5.6cm
作家紹介・陶歴
山本陶秀先生(1906年~1994年 備前市伊部生まれ)は、伊部尋常高等小学校を卒業後、1921年に陶芸の道に入り、窯元・黄薇堂や桃蹊堂で修業を積みました。

1933年に築窯して独立し、1938年には京都の陶芸家・楠部弥弌先生に師事して陶技を磨きました。

戦後は北大路魯山人先生、イサム・ノグチ先生らと交友を深め、その影響を受けました。

陶秀先生は「ろくろの名人」と呼ばれるほど卓越した轆轤技術を持ち、端正で気品ある作品を数多く制作しました。

1976年からは東京と大阪で5年間にわたって「茶陶シリーズ」を開催し、茶陶作家としての地位を確立しました。特に茶入の制作を好み、多くの作品を手がけました。

また、海外の陶磁器を視察するため、欧州、韓国、東南アジア、アメリカを訪れました。

1954年に岡山県重要無形文化財保持者に認定され、1959年にはブリュッセル万国博覧会に出品した緋襷大鉢がグランプリ金賞を受賞しました。

1970年に日本工芸会理事に就任し、1987年には備前焼で3人目の国指定重要無形文化財保持者に認定されました。

1992年には「六古窯の旅・人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。

1994年に逝去されました。

主な受賞・顕彰歴:岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民など
¥88,000 (税込)
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