No. 4246
備前火襷徳利
¥60,000
売約済み作品説明
備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の前作の備前火襷徳利です。緋襷作品の持つ優美なイメージを覆す、キンキンに焼き締まった非常に硬質な緋襷が特徴の徳利です。穴窯の中で直接火の当たらない壺などの中に入れて焼かれており、清潔感のある白肌に僅かに侵入した胡麻がパラパラと降りかかり、焼き抜かれて臙脂色になった緋襷を見事に引き立てています。美しい白色が所々きつね色にグラデーションし、そこへ必要最低限の「事務的な」緋襷が何とも言えぬ侘び寂びを醸し出しています。氏の作品の中では小徳利と通常の徳利のサイズの中間に位置するような手頃なサイズも魅力で、やや肩の張った堂々とした造形と土が締まった太い首が素敵です。(前作ですが使用感は全く感じられません、高台の一部に焼成時のくっつきによる剥がれ跡があります、予めご了承下さい)
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 商品説明より
- 共箱(四方桟)
口縁4.0cm×胴径8.8cm×胴径8.7cm×高さ12.0cm 容量 約330㏄
作家紹介・陶歴
原田拾六先生は明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年から作陶をはじめました。1971年に小穴窯、翌年に登窯を築き本格的に陶芸に打ち込みました。1975年から古備前研究家桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究。1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。壺、茶道具、葉皿を制作。紐づくりで一部ろくろもされています。東京や大阪などで活発に個展を開催。1983年にはオーストラリア国立民族博物館で布志名焼の舟木研児氏と二人展。2000年日本陶磁協会賞受賞。02年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品、収蔵されています。05年アメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムアートに収蔵されています。
