No. 4675
彩色備前酒呑
¥130,000
売約済み作品説明
古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、安倍安人先生の彩色備前酒呑です。色の配置のバランスが非常に秀逸で、金・赤・青・白の全ての色が楽しめるようになっています。鮮やかな赤富士を中心として、冠雪部分が滑らかな白色の彩色となり、更にその脇には湖面かはたまた波濤を思わせる鮮やかなブルーの彩色が合わさるなど見ていて飽きません。金彩をバックに富士本体よりも更に色鮮やかなタイプの赤彩色で紅月を描き出しており、これが全体の構図を上手く引き締めております。これだけの重厚な構成は正にお酒が飲める絵画として、掌の上5cm四方の極小の画廊へと見る者を引き込んでしまうかのようです。備前土という有色のキャンバスへと彩色を施すという難業に対して、安倍安人先生の培った古陶への見識と、油彩絵画のセンスや構成力が遺憾なく発揮された逸品です。
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 桐箱とサイズについて
- 共箱(四方桟・二重箱)
径6.1cm×径5.5cm×高さ5.7cm
作家紹介・陶歴
安倍安人先生は元洋画家でした。趣味で陶器を集めていましたが、現代備前に物足りなさを感じ、自ら納得いくものを造るため1972年から陶芸を始められました。水指、花入、扁壷、鉢、徳利、酒呑などをよく造られます。すべてろくろ成形でへらで仕上げています。作陶の基軸を桃山時代の古備前に置き焼成にもこだわっています。また、陶器や漆、油彩、ブロンズなどさまざまな素材と技法を組み合わせた作品(ミクストメディア)を発表、多彩な表現活動に取り組まれています。東京、大阪、ニューヨーク、パリなど国内外で精力的に個展を開催されています。
