No. 5618

備前ぐい呑

原田拾六

¥60,000
売約済み

作品説明

備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の近作の備前ぐい呑です。拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも終盤の頃の作品で、平成25年頃の陶歴書が同封されています。重厚な造形もさることながら今作では灰被り窯変風の面白い景色が出ており、明るいグレーの窯変に隈取りと濃厚な緋色の抜けが合わさり、灰被り窯変風の拾六備前という一風変わった面白い組合わせとなっています。それでもやはり鬼才原田拾六先生らしくパーツ毎に見れば他に類を見ないものばかりで、緋色の部分等は甘焼きの緋色ではなくキンキンに焼き締まって光沢すらまとう程です。紐作りによる圧倒的な存在感のある造形も魅力で、水分が抜けながら成形したことで腰回りに荒々しい皺が生まれており面白いです。掌の中では岩石のような抜群の存在感がありますが、重すぎる事はなく酒呑としてちゃんと使える範疇に収まっています。

作品情報

器種
ぐい呑
寸法
W7.6cm×7.0cm×H6.9cm
商品説明より
共箱(四方桟)
径7.6cm×7.0cm×高さ6.9cm
作家紹介・陶歴
原田拾六先生は明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年から作陶をはじめました。1971年に小穴窯、翌年に登窯を築き本格的に作陶を開始されました。1975年から古備前研究家の桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究しました。1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。壺、茶道具、葉皿等を制作しました。紐づくりを中心に、一部轆轤挽きによる制作もされています。東京や大阪などで各地で個展を開催しました。1983年にはオーストラリア国立民族博物館で布志名焼の舟木研児氏と二人展を開催されました。2000年日本陶磁協会賞を受賞されました。2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品し作品が収蔵されました。2005年にはアメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムアートに収蔵されています。

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