No. 5834
備前ぐい呑
¥50,000
売約済み作品説明
備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生のやや前作の備前ぐい呑です。平成14年の陶歴書が同封されており、2003年から2007年頃に制作されたものであると思われます。一目で原田拾六先生の作品だと分かる重厚な造形に豪快な青胡麻が掛かった作品です。古備前研究で培った知識と技術を詰め込んだ濃厚な土味は絶品で、見込みにはキラキラを通り越してギラつくような極濃の紫蘇色色を見る事ができます。その土味の濃厚さたるや中々に強烈で、ねっとりとした濃紫色がまるでお酒に溶け出すのではないかと錯覚しそうになります。土肌にぴったりと張り付いたようなカセ胡麻も見事で、極濃の紫蘇に負けない青が冴えたカセとなっています。紐作りによる圧倒的な存在感のある造形も魅力で、いつもは円形の付け高台が多い拾六先生ですが、今回はまるで馬上杯のように屹立した高台となっています。掌の中では岩石のような抜群の存在感がありますが、重すぎる事はなく酒呑としてちゃんと使える範疇に収まっています。(新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です)
作品情報
- 器種
- ぐい呑
- 寸法
- W8.0cm×径6.9cm×H7.8cm
- 商品説明より
- 共箱(四方桟)
径8.0cm×径6.9cm×高さ7.8cm
作家紹介・陶歴
原田拾六先生は明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年から作陶をはじめました。1971年に小穴窯、翌年に登窯を築き本格的に作陶を開始されました。1975年から古備前研究家の桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究しました。1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。壺、茶道具、葉皿等を制作しました。紐づくりを中心に、一部轆轤挽きによる制作もされています。東京や大阪などで各地で個展を開催しました。1983年にはオーストラリア国立民族博物館で布志名焼の舟木研児氏と二人展を開催されました。2000年日本陶磁協会賞を受賞されました。2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品し作品が収蔵されました。2005年にはアメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムアートに収蔵されています。
